【10代のための疲れた心がラクになる本 「敏感すぎる」「傷つきやすい」自分を好きになる方法】という長沼睦雄さんの書かれた本です。
長沼睦雄さんは、HSPの診療も行う精神科医でありHSP関連の著書も多く書かれており【敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本】は我が家の旦那さんがHSPだと言い出した時に読んでいました。
【敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本】はHSPの人は「あるある」「共感してラクになった」などあるのかもしれませんが、非HSPの私からすると
- 旦那さんにはあんまり当てはまらない気がする
- そもそも私は非HSPなので共感できない
- 具体的な解決策がない様に感じる
などHSPの気質を知り「こんな人がいるんだ」とは思うけれど【HSPと非HSPの生活】をどうすればいいのかなど知りたいことは書かれていない印象でした。
今回の【10代のための疲れた心がラクになる本 「敏感すぎる」「傷つきやすい」自分を好きになる方法】という本は旦那さんが図書館から借りてきたため読んでみると
- 自分の学生時代にも読みたい・子供に読ませたい本だった
- どうすれば気持ちを変え、行動を変えられるかという具体策が書かれていて我が家の旦那さんにも活かしたいことが多かった
ので、私にはとても良い本に出会えました。
第1章~第4章 知識編
生きづらさを抱えた10代への知識が書かれています。
HSPではない私も読んでいると学生の頃感じた友人関係の複雑だったことを思い出し、
- 人と比べ自分をマイナスに感じたこと
- 仲間はずれが嫌で適当に合わせて過ごしたこと
など思い出し、「年齢的にそうなる時期なんだ」、「自分だけが感じていることじゃないんだ」と、「学生の時に読みたかったなぁ」と思う子供に読ませたい本でした。
第5章~第8章 チャレンジ編
心構えと行動の具体策が書かれています。
第5章 傷ついた心との向き合い方
- 東洋医学の身体と心はつながっているから全体のつながりを見て「なぜ故障したのか」考え、「未病」のうちに対処して病気にならない様にする。
- 生活リズムや食事を整え体を治せば回復する。
といった内容が書かれています。
私自身、ダイエットで色々調べ考えていく上で『食生活』『運動習慣』を整え、健康でいることの大切さを理解したのは30代半ばでした。
健康的な生活を送り、病気にならない大切さを精神科医である著者が伝えていることに「本当にそうだよなぁ」と「いい先生だなぁ」と思いました。
精神科の先生は患者さんが辛いというとどんどん薬を出してくれすぎる気がしていたため。また、大きい病院の先生も専門の疾患しか診ず患者さんの全身を診てくれていない様に感じていたけれど全身を診て「病気にかからない状態に整えることが人間基本だなぁ」と思う私は全ての基本は健康的な生活と再確認しました。
第6章 言葉を変えると、心も変わる
ふだん使ってる言葉を変えると、考えのクセ、ものごとの受け止め方は変わっていきます。
自分のよくない思考のクセを直せれば、生き方も大きく変わっていくのです。
【10代のための疲れた心がラクになる本 「敏感すぎる」「傷つきやすい」自分を好きになる方法】長沼睦雄 147P
という文!認知行動療法の1つに言葉から考え方のクセを変える方法もあると!
- 苦手な相手には逆転の発想で向き合う→相手の言葉を受け入れ、同意する
- ほめポイントを見つける→自分が嫌いなものにも、いいところはある。(減点方式から加点方式にする)
- 自分を力づけてくれる言葉をたくさんもつ
など大人になっても、非HSPの私にも大切なことだなぁと再確認しました。
第7章 自分をラクにする技術
疲れた自分をしっかり休ませる +生活リズムを整える
休息ポイント4つ
- 睡眠をしっかり毎日8−10時間とる
- バランスの取れた食事を3食しっかりとる
- 身体の緊張をとり、リラックスさせる
- ストレスをなくし、心穏やかに過ごす
という。基本の基本にして以外にできていないこともあると感じました。
HSP +適応障害の旦那さん・・・
ストレス環境(会社)からは離れられたけれど生活習慣が整っていないので
- 睡眠障害で寝付けない
- 朝食べられないという
- 通勤しなくなり運動不足(会社通勤時から運動死なくなってきていた)
という現状のため改善の余地がありそうです。
生活リズムのポイント4つ
- 決まった時間の起床
- 朝日を浴びる
- 朝ごはんをちゃんと食べる
- 適度な運動をする
休息ポイントと生活リズムのポイントを旦那さんにも整えてもらおうと改めて思えました!
本に書いてあったということで伝えやすい!
第8章 自分を好きになろう!
- 自己肯定感をもつこと
- 島国の日本は協調性が尊重される
- 「〇〇のおかげ」と思って、幸せを増やす→感謝
こう考えられるようになった人は、みんな幸せになっています。
【10代のための疲れた心がラクになる本 「敏感すぎる」「傷つきやすい」自分を好きになる方法】長沼睦雄 221-222P
幸せというのは、だれかが与えてくれるものではありません。自分で「うれしい」「楽しい」と思えるものを増やしていくことで、手に入れられるものです。
さあ、君も自分を好きになりましょう。
そして「〇〇のおかげ」を増やし、「よかった」を増やし、自分の人生に自分で喜びを増やして、幸せを手に入れましょう。
私も今は自分が好きだし(自分ファーストなくらい)感謝の気持ちも持つようになりましたが、10代の時はできなくて卑屈に感じたり考えることも多かったなぁと思います。
世界が狭かったのもあるのかも知れません。
大人になった今、感謝の大切さを分かった気がするけれど、それでも私は日々感謝を忘れがち。
子供のキーキー声でのエンドレスなケンカ、下の子のイヤイヤぐずぐず、旦那さんのエンドレスな不調…イライラしてしまうけれど、感謝の心を持って生活しないといけないなぁと思いました。
【10代のための疲れた心がラクになる本】を読んだ【まとめ】
HSPということから気になった本ですが、HSPに焦点を当てたというよりは後半の人間が生きていく上で大切な基本を学べる本でした。
- 健康的な生活を送る
- いいところを見る加点方式にする
- 感謝の気持ちで幸せになる
大人な私にも大切なことを再確認させてくれました。
旦那さんには早速、健康的な生活へのシフトをしてもらおうと思いますし、子どもが中学や高校にいく頃にも読ませたいなぁと思う本でした。
生活を整え、日々感謝して幸せになりましょう。
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